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車検の見積もりって何なの?どれくらい所要時間が必要?そして何のために必要なのかを徹底解説します!
投稿日:2019/04/10
愛車もそろそろ車検の時期。切らしたら大変ですから準備しなくては。ところで車検の見積もりというのがありますが、それは何なのでしょう。そもそも見積もりはしなくてはいけないのでしょうか。そんな疑問にお答えするために、車検の見積もりについて徹底解説します。
車検の見積もりとは何なのか?
車検は、その車種や年式、そして走行距離や使用状況によって交換部品も変わるので、事前に見てもらうことが重要になります。初回の車検で走行距離も少なければ車検証を提示し、外観から判断してもらうことでも判断してもらえます。また距離を走っていたり、気になる部分がある時などはより細かくチェックしてもらい、決められた税金や自賠責保険料以外の整備工賃、部品などを計算してもらいます。そうして項目ごとの料金を示してもらうのが車検の見積もりです。
見積もりの所要時間はどのくらい見たらいいのか?
見積もりそのものにかかる時間は、約15~60分程度と思っていいでしょう。なぜこんなに幅があるかというと、特定の不具合が疑われる場合にはリフトで上げて下回りをチェックしたり、エンジンの状態などを調べて交換部品が必要かどうかを判断しなければならないからです。また少しでも早く行うには、車検証を用意し基本情報がすぐに伝わるようにすることや、事前に予約を取っておくことが必要となります。
車検見積もりは必ず必要なのか?
必ず必要という決まりはありませんが、いくらかかるかわからないまま車検に出すのは得策ではありません。また、「大体このくらい」「平均これくらい」などと大まかな説明だけでも同じことが言えます。まずは、見積もりを出してもらい、いくら用意するかを知っておかないと思ったより高い金額に驚いたり、用意した金額では足りないなどという事態になってしまったり、金額面で整備工場側とトラブルになる事もあります。また実際に車検を依頼する場合にも、整備工場側は必要な部品を事前に用意できるので、車検整備の時間短縮にもなります。
予約なしで見積もりしてもらえるのか?
日頃忙しくてなかなか見積もりの予約ができなかったり、そもそも整備工場との付き合いがないので連絡先も知らないなどという人も多いのではないでしょうか?そのような方は、土日や急に休みが取れて時間が出来たときに、直接見積もり依頼に行くこともあると思います。もちろん車検は整備工場にとって大きな収入源ですから喜んで受け付けてもらえますが、車検以外にも多くの作業予定が入っているので、見積もりをするまでに待たされることもあります。
特に多くの車が販売されたボーナス時期や決算期には、その分多くの車検がまとめてやってくる繁忙期となりますので当日の見積もりが難しい場合もあります。その場合は日を改めたり、自宅の近所なら引き取りに来てもらって見積もりが終わったら納車してもらえる整備工場もあります。しかし当日であってもなるべく電話だけでも入れて、何時ごろ行けば見積もりを出してもらえるか聞いておくことをおすすめします。
ディーラーと全国チェーン店で見積もりに差はあるのか?
車検を多く取り扱っているのは車を販売するディーラーと一般の整備工場以外に、最近では車検を専門に扱う全国チェーンもあります。ディーラーでは自ら販売した車種ですからその車種についての知識も豊富にあり、古い車種でも安心感して任せられるという点では技術力もあると言えます。車検整備以外の様々な不具合もついでに修理してもらうこともできるのもディーラーの良さと言えます。ただし車検以外の作業も非常に多くこなしているので、丁寧なチェックはしてもらえますが時間はかかります。また、安全第一で部品交換のサイクルも短く設定され工賃も高めなので車検の金額は高くなります。
対する全国チェーンの専門店では車検専門なので見積もりの作業が早く、コストもより低く抑えられているのでディーラーの見積りよりも安い金額になるケースが多くなります。また車検整備であれば技術力も高いので最近は人気が出ています。車検見積もりでは料金、時間などいろいろな面から比較し、納得のいく店を選ぶ重要な作業です。実際に車検に出す前に見積もりを取ることで、実際の車検整備においても安心して任せられるかどうかを決めることが出来ます。
車検見積書のポイント
車に詳しくない人にとっては見積書を見ても内容が理解できず合計金額だけに目が行きがちですが、それではせっかく見積もりをした意味がありません。ポイントを押さえてそれぞれの項目を確認してみましょう。
車検基本料金を確認する
車検のための整備・点検を行い、その手続きを行うための代行手数料を含めた金額が「車検基本料」となります。車検を通すために必要な整備・点検の項目は「24カ月点検整備」といいます。新車で購入した乗用車は3年間車検が付きますが、改めて車検を取る際には2年となることから24カ月ということになります。
法定費用には、「重量税」「自賠責保険料」「陸運局の手続きの際に必要となる印紙代」があります。重量税、自賠責保険料 (強制保険)は車検を通す際には必ず必要になります。これらは整備工場によって変わることはないので、ちゃんと含まれているか確認するだけでいいでしょう。車検費用に差が出る部分は、「24カ月点検整備」とそれにともなう交換部品と工賃です。ここは要チェックです。
消耗品の交換費用が含まれているかチェックする
例えば、ブレーキパッドを交換する必要があるかどうか判断に差が出る場合、交換したことで高くなるけど安心して2年乗れるのか、安く仕上がっても交換していないだけなのかは比較する必要があります。また、その料金と工賃がまったく同じとは限りません。必要以上に高い性能のものをつかっていないか、純正品でなくても安心できる汎用品を使ってくれるのか。そしてその工賃はどうなのか。複数の業者を比較する場合、これらの点をチェックする必要があります。
代車が必要な場合は見積もり段階で料金を確認する
毎日車を利用する人にとっては、車検で車を預けることが困難な場合があります。そんな時には代車が必要になります。代車が有料な場合には見積書に代車費用が明記されているはずです。また、無料の場合にも保険料が記載されています。もし、代車費用が高すぎるなら他のお店にするか、他の方法を考えなければなりません。この代車についても、費用や保険、そしてどんな代車なのか自分が運転できる車種なのかなどを確認しておく必要があります。
見積書の作業項目でわからないものがあったら必ず内容を確認する
見積もりで大事なのは、わからない項目があったらその場で確認し説明してもらう事です。また、とにかく安くしてもらいたいと思うのなら、どの部分が節約できるのかも聞いておきましょう。また、安くしてもらえる日程があるのなら教えてもらいましょう。見積もりを取ることで、その店の対応が良く分かります。お客さんに納得してもらえるまで丁寧に説明してくれるお店なら、実際の車検整備も良いと思って間違いありません。
まとめ
車検はこれから先の2年間、愛車が健康に過ごすための人間ドックのような重要なイベントとなります。そのためには信頼のおける病院となる整備工場でしっかりと整備してもらう必要があります。しかし、余分な費用は払う必要はありません。必要な事を必要なだけの料金で上手に使うというバランスがとても重要です。そのためにも是非、見積もりを取って検討するべきです。
[Dr.輸入車ドットコム 編集部]