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整備
投稿日:2023/08/10
ジャガーSタイプは、スタイリングを重視した4ドアセダンです。クラシカルなデザインで多くのファンをもつモデルですが、最終型の発売は2007年と15年以上も前であるため、正しくメンテナンスをしていないと故障やトラブルが発生しかねません。
この記事では、ジャガーSタイプの特に故障しやすい箇所について解説します。ジャガーSタイプを購入予定の方や故障に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ジャガーSタイプでは、サスペンション回りの故障が数多く報告されています。
具体的には、サスペンションを構成する部品のナットが緩んで外れることでロアアームが破損したりボールジョイントが脱落してしまうという事象です。サスペンション回りが故障すると、最悪の場合ハンドル操作が不能になります。非常に危険度の高い欠陥であるため、一部のグレードではリコールがアナウンスされたほどです。
これから中古で購入を検討している方は、改善措置がとられている車輌かどうかをよく確認しましょう。
エアコンの故障も、ジャガーSタイプではよく見受けられます。特に長年乗っている車輌だと、コンプレッサーの焼き付きや異音などのトラブルが発生しやすいです。
経年劣化による不調は避けられませんが、霧吹き器の細いノズルやフィルターなど、関連するパーツまで壊れているとコンプレッサーの交換だけでは改善しません。部品代や工賃で修理費用が高額になってしまうほか、それだけ時間もかかるため、違和感を覚えたらなるべく早く整備工場に相談しましょう。
冷却水の漏れもジャガーSタイプで起こりやすい故障事例の一つです。ジャガーのみならず輸入車ではよく起こる故障ですが、放置しておくと深刻なトラブルに発展しかねません。
冷却水が減るとオーバーヒートが起こりやすくなり、エンジンが壊れる危険性が高まります。エンジンが焼き付く、シリンダーガスケットが破損するなど、さまざまな問題が発生しやすくなってしまいます。いかなる故障であっても、エンジンがダメージを受けると重大な事故が起こりかねません。
また、故障したエンジンを載せ替える場合、高額な修理費用がかかる可能性もあります。少しでも冷却水が漏れていると感じたら、すぐに整備工場に相談しましょう。
ヘッドカバーからのオイル漏れも、ジャガーSタイプの定番の故障事例です。
ヘッドカバーとは、エンジンの一番上に付いているフタを指し、カムシャフトやバルブを上下させる機構とオイル注入口が付いています。このヘッドカバーとエンジンの結合部にあるゴムパッキンの劣化がオイル漏れの主な原因です。エンジンパーツそのものは金属製のため緩みや破損がない限り漏れの心配はありませんが、パーツ同士の結合部やシャフト部分はゴムや樹脂系のパーツを使用しているケースが多く、年数が経つに連れて徐々に劣化してしまいます。
オイル漏れを防ぐためにも点検や交換を定期的に行い、異常を感じたらすぐに修理を依頼することが大切です。
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