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投稿日:2023/07/15
ポルシェ911 996型は、スポーツカーが好きな方に人気がありますが、取り扱いに注意しなければならないモデルだといわれています。その大きな理由の一つが、故障リスクの高さです。
この記事では、996型が故障しやすい箇所やその理由について解説します。ポルシェの購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
そもそもポルシェは故障率が低く、信頼性のあるメーカーだといわれていますが、991 996型では水冷式の水平対向エンジンで起こる「インタミ問題」が大きな問題点としてしばしば取り沙汰されます。故障確率を大きく引き上げている要因でもあり、これによって故障しやすい印象が強まっていると考えられます。
996型の代表的な故障例の1つがインターミディエイトシャフト問題(インタミ問題)。インターミディエイトシャフトを支えるベアリングの強度が足りないために、エンジンが最終的に故障する問題です。
エンジンが故障すると、新しいものと載せ替えしなくてはなりません。その費用は非常に高額で、購入した車体価格と大差ないとまでいわれています。
インタミ問題はあまりに深刻だったために、ポルシェが対象車の部品交換を行ったほどでした。今ではこの対応によって、インタミの故障発生率も低下してきていますが、取り扱いには充分気をつけましょう。
クーラント(冷却水)漏れも996型でよくみられる故障です。クーラントの量が減ってしまうとエンジンが冷却されなくなり、オーバーヒートの危険性が高まります。クーラント漏れの警告灯が点灯した際には、早めに対処しましょう。
996型では、エンジン内部にあるセパレーターからクーラントが漏れるケースが多いです。セパレーターはエンジンの奥まった場所に取り付けられているため、エンジンを降ろして作業を行います。エンジンの脱着にはエアコンパイプやホース、ドライブシャフトなどを外す必要もあるため、時間や工賃がかかる可能性が高いです。
ポルシェの車輌は、エンジンとミッションのつなぎ目からよくオイル漏れが発生します。オイルが漏れるとエンジンが焼きついてしまい、走行不能や火災の原因にもなりかねません。996型はエンジンとミッション間のベアリング劣化によるオイル漏れが発生しやすいです。深刻なトラブルに発展しないように、定期的に点検を行って必要に応じて部品を交換しましょう。
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