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整備
車検とタイヤの密接な関係!?日頃からのタイヤ点検も大切です
投稿日:2021/07/10
皆さんは車検に通るタイヤサイズをご存知でしょうか。タイヤは走行上無くてはならない存在で、車の体重を支える重要なパーツです。適正なタイヤサイズや車検に通らないタイヤについて紹介していきます。皆さんのタイヤは大丈夫でしょうか?
タイヤの役割
タイヤの役割について確認していきましょう。タイヤは自動車を支えるための大切な役割があります。また駆動力や制動力、操舵性などにも関わりがあります。タイヤの溝が薄くなると制動力が落ちてしまい、事故に繋がる恐れが出てくるので気を付けましょう。またスピードを出したくてもタイヤの機能がしっかり発揮できないことも考えられます。ハンドルを曲げてもタイヤのせいで思った通りにハンドルが効かなくなるかもしれません。日頃からタイヤの空気圧や溝の確認などを忘れないようにしましょう。車検に通る・通らないに関わらず、走行中に不慮の事故を起こさないためにもタイヤの点検はとても大切です。
車検に通るタイヤサイズ
車検に通るタイヤサイズやタイヤの状態などについて紹介します。
車検に合格するタイヤということは、公道を走る上で問題がないということを示しています。
<タイヤの溝>
・1.6mm以上(接地面に刻まれた溝)
→摩耗が進み1.6mm以下の溝である場合「純正タイヤ」でも車検不合格になります。
<タイヤ・ホイールサイズ>
・フェンダーより大きく張り出さないサイズ(張り出し10mm以内)
→ハンドルを切った時タイヤがフェンダーに接触する場合、不合格になります。
・純正サイズと同等サイズのタイヤを選ぶことが必要です。
車検に通らないとどうなる?
車検に通らないタイヤの状態で走行を続けていると、走行中に整備不良とみなされ道路交通法違反により処罰を受けます。また基本的に危ない状態で走行していることになるので、事故に繋がる危険性があります。車検ではスピードメーターのチェックがありますので、タイヤのサイズを純正から変えることでスピードメーターの表示に誤差が生じるかもしれません。純正タイヤよりも大きいサイズにすれば速度が遅く、小さいサイズにすれば速くなります。車検では検査テスターでメーター表示に誤差がないかを確認します。
<スピードメーターの誤差、確認方法>
・メーター表示が時速40km/hの時の実速度を測定し、誤差がないか確認します。
→製造車によって測定値が異なります。(平成19年1月1日以降:時速40Km/h、実測度:30.9km/h~42.55km/h、平成18年12月31日より前:速度30.9km/h~44.4km/h)この範囲の誤差は許容されますが、範囲以上の誤差になった場合は車検不合格になります。
<荷重量について>
ロードインデックスというタイヤ1本で支えることのできる最大負荷能力(=荷重量)があります。ロードインデックス(車を支える荷重量)が足りていないタイヤだと車検に通りません。細身のタイヤだとロードインデックスが不足する恐れがあるので注意しましょう。ロードインデックスは車のドアに記載されていますので、タイヤ交換時などは記載事項を見てロードインデックスが不足していないか確認しましょう。最大負荷能力を確保するためにロードインデックスに沿った車両指定空気圧に揃えましょう。
<タイヤはみだし検査>
タイヤがフェンダーから外側へ10mm未満以上はみ出ていると車検に通りません。飛び出していても大丈夫なのは「ラベリング(メーカー名)」「サイズ」「ブロック」「リムガード(ホイールリムを保護)」です。ただし、ホイールがリムガードからはみ出ていたら車検に通りません。また飛び出しても大丈夫とは言ってもタイヤ全てにおいて許容されているわけではないのでその点は気を付けましょう。インチアップしているとタイヤがホイールやフェンダーに接触する可能性があり、その場合は車検に通りません。
車検に通るように対策する方法
車検に通るために大切なポイントを紹介します。
・タイヤメーカーや販売店で提供されているタイヤサイズ表を確認する。
→タイヤサイズを変更する時や純正品以外のタイヤだった場合に確認しましょう。オーナーズマニュアル、ドア枠部分のステッカーでも確認ができます。
・荷重に耐えられる空気圧に設定する。
→ロードインデックスが純正品と同等であるか、それ以上の場合に車両指定空気圧に設定しましょう。欧州規格、純正品規格によって対応する空気圧が異なるので確認しましょう。
・ホイールを交換する時に「JWL」の刻印があるか確認する。
→ホイールは、国土交通省の品質基準検査に合格している証「JWL」の刻印がなくてはいけません。刻印がないホイールで公道を走行することができません。
まとめ
タイヤと車検についての関係性がお分かりいただけましたでしょうか。タイヤは走る為にとても重要な部品です。走る為に必要なものとなるので日頃から細かくチェックしておきましょう。タイヤは車検を通す際にも必ず確認する箇所でもあるので、溝の残量やタイヤサイズ変更によってスピードメーターに誤差が出ていないか、タイヤがフェンダーから規定以上にはみ出していないかを確認しておきましょう。タイヤがパンクしたりタイヤによって重大事故が起きたりする可能性がありますので、日頃からタイヤ空気圧をチェックしながら、車検に通すためだけにタイヤを確認するのではなく安全対策も兼ねてタイヤ点検も忘れないようにしましょう。タイヤの点検も信頼できる整備工場へお任せすると安心です!
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