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整備
車検の種類と選びかたについて。あなたはどんな選択をしますか?
投稿日:2019/03/05
車検どこで受けますか?
車検の時期が近づいてくると「次の車検、どうしよう」と悩むものです。「購入したディーラーで受けたい」「少しでも安く車検を通したい」「専門的なところでしっかりと診てもらいたい」「自分で車検を受けてみたい」などさまざまな考えがあることでしょう。
ここでは車検にはどんな種類があるのか、どの業者に依頼すれば良いのかということを紹介していきます。
車検の種類
一言で車検といってもさまざまな種類があるのをご存じでしょうか。まずは車検の種類について説明していきます。
車検の種類には大きく分けて「ディーラー車検」「民間整備工場車検」「車検専門店」「ユーザー車検」の4つに分類することができます。それぞれに良い部分や苦手とする部分がありますので詳しく見ていきましょう。
ディーラー車検
ディーラー車検はその名の通り自動車販売を行っている各メーカーの正規ディーラーで受ける車検のことです。
ディーラー車検のメリットは取り扱っているメーカーの各車種に精通しているところ。メーカー推奨のメーカー専用工具などメーカー推奨のツールやメーカー純正パーツの品揃えが豊富。整備技術や設備が充実しておりメーカーの看板を背負っているだけあって信頼性も高いです。
デメリットとしては整備費用やパーツ価格が割高になる傾向があるということです。
民間整備工場
民間整備工場はディーラー車検よりも割安で整備技術も高いレベルにあることが特徴です。
民間整備工場には「指定工場」と「認定工場」の2種類があります。「指定工場」は検査ライン設備が整っており自社工場で車検の点検・整備・検査のすべてが完了します。「認定工場」は自社での検査ができないため車検の点検整備が完了したら検査受けるためを検査場に行かなければなりません。工場の種類別で考えた場合「指定工場」の方が検査ラインまで備えているため作業時間が短いと言えるでしょう。
前述したように整備技術のレベルは高水準で元ディーラーのメカニックだった人が勤めていたりする工場もあるようです。メーカー問わず幅広い車種に対応できるのも民間整備工場ならではのメリットです。
デメリットは設備の充実度が工場によってまばらだということです。特に近年のクルマはコンピュータで一括制御されているモデルも多く、スキャンツールと呼ばれるコンピュータ診断機を使いコンピュータの履歴から原因を探ることやコンピュータの調整などをして不具合を改善することもあります。スキャンツールや最新の設備が整っているかどうかはインターネットページ、レビューや口コミなど使った他者の意見も参考にすると良いでしょう。
また整備工場によっては得意とする分野があったり独自提携している業者があったりします。Dr.輸入車加盟店のようにリビルト品の調達など部品がディーラーよりも割安で手に入ったり、ディーラーでは取り扱ってもらえないクルマまで整備できたりすることもあります。
車検専門店など
車検専門店は車検を専門に扱っている店舗のことです。
車検のみの取り扱いであるため安くて早いというメリットがあります。車検専門フランチャイズ店では統一された価格設定や設備が整っており、技術面やサービス面でも満足のできるサービスを受けることができます。
カー用品店でも車検を取り扱っているところもあり専門メカニックが常駐していることもあるようです。土日の営業もしているため休みの日に申し込みや入庫ができるのはカー用品店のメリットといえるでしょう。
カー用品店同様に土日も営業しており営業時間が長いところはガソリンスタンドがあります。ガソリンスタンドでも車検の受付をしているという広告を見たことがあるでしょう。ガソリンスタンドでは整備士の資格を持ったスタッフがいるところもあるようですが、検査ラインを備えていなかったり専用設備や整備設備が充分でなかったりすることもあるようです。よって提携している工場に預けたり、検査ラインを持っている所に検査だけ受けにいったりすることが多いようです。気軽に立ち寄れて気軽に相談できるというのはガソリンスタンドならではのメリットです。
車検専門店、車検専門フランチャイズ店、カー用品店、ガソリンスタンドの車検に共通しているメリットは割安だということ。一方、デメリットは整備設備や整備技術にバラつきがあるということです。
ユーザー車検
ユーザー車検は車検に関することのすべてをオーナーや所有者自らがすべて行う車検です。
メリットはなんといっても低コストで車検を通すことができるということ。しかし、書類の作成、車検の点検整備、車両持ち込みなどをすべて自分自身で行わなければなりません。
整備が可能な設備や知識、整備技術が要求され、大がかりな整備になると整備士や整備のプロ並みの技術が必要になります。
車検整備工場の選び方
車検の代表的なものだけでも数種類あることがわかったと思います。では実際に整備工場を選ぶときにはどのように選べば良いのでしょうか。
メーカーが保証する部品や技術、安心感や信頼で選ぶのであればディーラー車検が良いでしょう。
メーカー推奨部品に交換することができたりするのはディーラー車検の強みです。しかし、まだ交換時期が早いのに新品部品に交換されてしまったり部品代や点検整備費用が割高なのは否めません。
高い整備技術力と割安で車検を通すのであれば民間整備工場が良いでしょう。
元ディーラーメカニックだったスタッフなどプロの技術を持った整備士がいるのは民間整備工場の強み。一方、ディーラーのような最新設備やスキャンツール、SST(スペシャルサービスツール)いわゆる専門工具などがディーラーと比較すると劣る工場もあります。Dr.輸入車加盟店舗はすべて輸入車にも対応したスキャンツールを備えていたり、SSTもネットワーク内で共有していますが、他の民間整備工場に車検を依頼するときには工場の設備、工場としての整備実績、インターネットなどの評判や評価、口コミなどを参考に工場を選択する必要があります。
また専門性や得意分野(例えば、輸入車が得意、SUVが得意、スポーツカーが得意など)に特化している整備工場であれば専門性が高いところに依頼すると多種多様の車両の整備を経験したことのあるスタッフが在籍していたりすることもあります。高度な整備技術と割安の部品代・整備代で車検を受けるのであれば民間整備工場を選択すると良いでしょう。
車検費用を安くなおかつ早く車検を終わらせたいのであれば車検専門店が良いでしょう。
車検専門店は車検に合格するため必要最低限の整備費用や交換部品費用で車検を通すこともできます。カー用品店など適合部品を多く取り扱っている店舗の場合には予算に応じた部品を選択することもできます。それぞれにメリットやデメリットがあるため車検を信頼で選ぶのか、確かな技術で選ぶのか、日々の点検やメンテナンスは行っているため安く早く済ませたいのかで選ぶ整備工場も変わってくるのです。
車検の種類や選び方についていかがでしたか
ここでは車検の種類とどの整備工場に依頼する方が良いのかということをまとめてみました。
少なからず数万円以上の費用がかかる車検の整備工場選びは慎重に行う必要があります。車検の時期が近づいてきたらディーラーや民間整備工場などそれぞれの違いを知ったうえで、どのような整備を行うのかどのような整備環境・設備環境があるのかを確め納得して車検を受けるようにしましょう。
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[Dr.輸入車ドットコム編集部]