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投稿日:2023/07/25
メルセデス・ベンツW204は、メルセデスの魅力を体感できる高級セダンです。しかし、故障しやすい箇所があるため、入手をためらったり、修理費用に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メルセデス・ベンツW204後期型の故障しやすいポイントについて解説します。
メルセデス・ベンツW204が故障しやすいといわれる原因の一つに日本の走行環境や気候にあっていない点が挙げられます。W204はドイツで開発および製造された輸入車のため、日本の環境に合わせた性能は持ち合わせていません。そのため、日本の高温多湿な気候や、信号・渋滞によるストップ&ゴーを繰り返す道路環境では高い負荷がかかり、故障しやすくなってしまいます。
定期的なメンテナンスでおおむね故障は防げますが、それでも突然トラブルが起こる場合があります。W204の取り扱いには十分注意しましょう。
W204は、ステアリングロックの故障が起こりやすいといわれています。ステアリングロックとは盗難防止用の機能です。鍵を挿していない状態でハンドル操作をすると、クルマが自動で判断しロックをかけます。しかし、故障するとエンジンが切れない、もしくはかからなくなってしまいます。
ステアリングロック故障の前兆として、キーを挿し込んだときに異音が発生します。「カシャ」といった挿し込み音が長い、もしくは低音である場合は注意してください。ステアリングロックの動作やキーの挿入に違和感を覚えたら早めの点検・修理を行いましょう。
W204では、ABSランプが点灯し走行不能となる故障事例が発生しています。クリープ状態では走行できるものの、アクセルを踏むとブレーキが作動してしまうという症状です。ABSは、アンチロック・ブレーキ・システムの略で、ブレーキによるタイヤロックを防ぐ役割を果たします。ABS警告灯が点灯すると、緊急時にブレーキを強く踏み込んだときにタイヤロックがかかってしまい大変危険です。
ABSランプの点灯は、スピードメーターの不良により引き起こされるケースが多いです。スピードセンサーが汚れていたり、正しく反応しないと故障が発生します。
センサーの交換により解決できるため、警告灯が表示されたら早めに修理しましょう。
エンジンの振動や音による乗り心地の悪さを感じたら、エンジンマウントを確認しましょう。エンジンマウントとは、エンジンの振動を車体へ干渉させにくくしたり、外部からの衝撃をエンジンへ伝えない役割を果たす部品です。エンジンマウントが低い位置に設置してあります。エンジンマウントはゴム製のため劣化は避けられません。定期的に交換しないと正しい機能が反応せず、振動や異音による乗り心地の悪化だけでなく、周辺部品も破損する可能性があります。そのため、走行距離に応じて交換を行いましょう。特に停車時にアイドリングの振動がひどくなった場合は、点検や交換をご検討ください。
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