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整備
メリットも多いゴーストフィルム!つけたままで車検に通る?
投稿日:2023/04/05
ゴーストフィルムは、カラーフィルムの一種です。ドレスアップや紫外線を予防するために使用する方も多いのではないでしょうか。しかし、色つきのフィルムであるゴーストフィルムを装着したまま車検に通るか不安な方もいるかもしれません。
この記事では、ゴーストフィルムと車検の関連性について解説します。
ゴーストフィルムとは?
ゴーストフィルムは、車の窓ガラスに貼るカーフィルムの一種です。カーフィルムには、透明なもの、色つきのもの、透過性の低いもの、車外からは鏡のように見えるものの4種類があり、ゴーストフィルムは色つきのカラーフィルムに該当します。
ゴーストフィルムには青紫色のものが多く、角度・明るさによってオーロラのように綺麗に見えます。そのため、ドレスアップを目的に貼る方が多いです。
ゴーストフィルムのメリット
ゴーストフィルムのメリットは次の点です。
・ガラスの飛散防止
窓の内側からフィルムを貼るため、外からの衝撃によるガラスの飛散を防げます。そのため、同乗者の身の安全を確保できる可能性が高いです。
・紫外線防止
フィルムによって窓の外から入ってくる紫外線を防げます。日焼け防止のほか、車外から熱が入りにくくなるため、車内の温度を保つ効果もあります。
・プライバシー保護、盗難防止
フィルムを貼ることにより車内の様子が見えにくくなるため、プライバシー保護や盗難防止に役立ちます。
ゴーストフィルムをつけたままで車検に通る?
ゴーストフィルムを窓に貼っていても、保安基準に適したものであれば基本的には車検に通ります。保安基準では、ドライバーが交通状況を確認する範囲(フロントガラス、運転席、助手席の窓)において、可視光線透過率が70%以上であることが定められています。
参考:国土交通省|道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2021.6.9】
可視光線透過率とは、フィルムの濃さのことです。具体的には、光を通すもの(透明)は100%で、通さないもの(真っ黒)は0%です。もし、フィルムを貼り付ける場合には、「車検対応」表記のあるものや「透過率:70%以上」のものを選びましょう。
注意!可視光線透過率70%以上でも車検NGな例
ゴーストフィルムは、保安基準に適した70%以上でも車検に通らない可能性があります。
具体的な例は下記の通りです。
・窓ガラスの透過率が低い
フロントガラスの可視光線透過率が低い場合、ゴーストフィルムを貼ることでより透過率が下がってしまいます。そのため、車検に通らない可能性があります。
・ゴーストフィルムが劣化している
ゴーストフィルムを長い間使用することにより、紫外線で透過率が下がってしまう場合があります。もともと透過率が70%以上だったとしても、保安基準を下回る可能性があるため、車検に通らないかもしれません。
また、保安基準に適していなかった場合は「不正改造」とみなされるため注意しましょう。
スパッタゴールドの施工時にも注意
スパッタゴールドは、特殊な金属層が入ったフィルムです。遮熱効果が高く、冷暖房の効きが良くなることが特徴で、自然な色味も人気の理由です。可視光線透過率ごとにスパッタゴールド80、75、70、60と種類があり、数値とともにゴールドの度合いが濃くなって透過率が低くなります。
ただし、表記の数値を信じて使用したとしても、車検に通らない場合があります。人気のある透過率80%のスパッタゴールド80であっても、車検をクリアできるのはハイエース・プロボックスなど純正ガラスに色味がない素ガラスに限られます。近年増えているUVカット仕様のガラスの車種につけると、透過率が保安基準を下回ってしまう可能性があります。ゴーストフィルムだけではなく、スパッタゴールドを装着する際にも気をつけましょう。
まとめ
ゴーストフィルムは、車をおしゃれにドレスアップできるだけでなく、紫外線を遮る効果が期待できます。しかし、透過率が保安基準を下回ってしまうと車検に通りません。また、視認性が悪くなってしまう点などから事故につながる危険性もあるため、装着する場合には注意しましょう。
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