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整備
車検の所要時間や日数の目安について解説。実はそこまで時間は掛からない車検
投稿日:2019/03/26
車検に必要な日数の目安とは?
クルマを所有していれば定期的に受けなければならない車検。
自家用乗用車の新車であれば3年後に初回車検、以降2年ごとに車検(継続検査)を受けなければなりません。数年おきに受ける車検は費用も時間もかかって一苦労ということもあるでしょう。近年では車検を受けられる場所も多くなり「1日車検」などアピールしているショップや「格安車検」などと安さを売りにしているショップも増えてきました。
では早く安い車検とディーラーや整備工場など数日かかる車検にはどのような違いがあるのでしょうか。
整備工場によって車検日数が異なるのはどのような理由があるのか詳しく解説していきます。これを読めば車検はどうして時間がかかってしまうのかがわかることでしょう。
車検にかかる平均日数
車検にかかる平均日数は国産車ですと1日~2日、輸入車になると3日程度です。この日数は大がかりな交換部品や修理などがなく、日頃から点検整備を怠っていなかった場合であり、場合によってはこれより短い期間で車検が完了します。
1日車検の場合ですと作業終了後に車両の受け取りはできますが、後日新しい車検証と車検証ステッカーを取りに行かなければなりません。(場合によっては郵送をしてくれるケースもあります。)
よって1日車検は実際に可能ではありますが、大がかりな作業になってしまったり交換部品の調達が遅くなってしまったりした場合には1日で車検を終わらせることができないことがあります。その他にも車検が長引く理由がいくつかありますので次の章で詳しく解説していきます。
車検が長引く理由
整備に時間がかかる
車検整備をした時に交換が必要な部品がいくつかあります。
すぐ手に入れられることのできる汎用品であればオーダー日の翌日には部品が届き、部品到着日には整備を完了することができます。しかし調達しにくい部品の場合には部品取り寄せに時間がかかり整備を進めることができず結果的に車検日数が多くかかってしまうことがあります。
具体的には日本国内に流通の少ない特殊車両、製造年が古いクラシックカー、部品供給元が海外になる輸入車などのクルマは交換部品が届くまでに時間を要してしまうため車検日数が伸びてしまうことがあります。しかしDr.輸入車店なら輸入車はもちろん、年式が古いクルマや製造が終了してしまったモデル、クラシックカーや平行輸入車など部品が手に入れにくい車両でも部品の調達や部品入手経路を確保しておりますので車検に多くの日数を費やさずに済むでしょう。また車検満了日までゆとりがある場合には、整備工場と話し合いをしながら交換部品をどうするかなどといった相談ができ納得のできる車検整備ができるでしょう。
予約がいっぱいの中、無理して車検を引き受けてもらった
ディーラー、民間整備工場、車検フランチャイズ店などの整備施設でも1日に整備できる台数は決まっています。
予約で埋まっているところに無理をして車検を引き受けてもらうと当然予約入庫の整備が優先されます。よって予約されていた車検が終わってから整備をしてもらうことになってしまったり、空いている時間を使って整備をすることになるため時間がかかってしまいます。また割高になってしまうことや状況次第で車検入庫を受け付けてもらえない場合もあるかもしれません。
車検満了日ギリギリの車検入庫は日数がかかってしまうだけではなく代車の手配ができないこともあり、車検証や車検証ステッカーの裏面に記載されている車検満了日1ヶ月~2ヶ月前から車検の整備工場探しや問い合わせ、車検入庫予約をしておくとスムーズに車検を受けることができます。それによってショップや業者によっては代車のサービスや割引サービスなどを受けることができます。
車検の何日か前に、実際に車を点検してもらってから見積りを出す
車検当日にすべての見積りを予定してしまうと車検整備中思わぬ不備が見つかるケースがあります。
日頃から点検や整備を怠ることなく定期的なメンテナンスを行っていれば点検整備記録簿にメンテナンス履歴が残るため、これまでどんな点検整備や部品交換をしてきたのかがわかります。また長期的な視点で見たときに次回の交換パーツやどんな整備が必要なのか予測することができるため車検にかかる時間を最低限にすることができます。
しかし、製造から時間がたってしまったクルマや日頃のメンテナンスを怠っていた場合、予期せぬ交換部品や重大欠陥が発覚するケースがあるため車検に時間がかかることもあります。
このような事態を避けるためにも定期的な点検を行い、車検時に整備する部分を決めておくと部品調達をスムーズに行うことができ、車検整備を滞りなく進めることができます。
さらに事前見積りをすることで車検にどれだけの費用がかかるのか知ることができるため思わぬ出費を避けることもできます。
車検を依頼する整備工場と所要日数の目安
ディーラー車検
ディーラー車検の場合は整備工場によって所要日数が異なります。
事前点検や事前見積りを行っていれば1日で車検を終わらせることができる場合もありますが2日~3日程度かかることが一般的です。整備工場ごとに車検サービス内容が異なりメーカー独自の点検項目など厳密なチェックを行ってくれるため時間がかかりますが、丁寧で質の高い点検整備を重視している車検がディーラー車検です。
民間整備工場
民間整備工場や一般整備工場などの場合には2日~4日ほどの時間がかかります。
整備工場により整備環境や整備施設が異なるため工場選びは慎重に行う必要があります。またそれぞれの整備工場の得意分野があるため整備工場の事前調査は念入りにすると良いでしょう。
一般的にはディーラー車検と異なり、輸入車の純正パーツや適合パーツを手配するのに時間がかかってしまうことがあるため数日間の時間を要してしまうことが多いようですが、Dr.輸入車店なら他の整備工場より部品調達が早い事が大きな特徴でもあります。
得意としている取り扱いメーカーがある専門性の高い整備工場の場合は、専門的なパーツを用意していたり調達をしてくれるところもあります。特に輸入車オーナーは専門的に扱う整備工場を見つけておくと心強い味方となってくれるでしょう。
車検フランチャイズ店
車検を専門としたフランチャイズ店での車検所要時間は30分~3時間が一般的です。
車検を主な業務にしているため車検のノウハウが充実しており効率良く最短時間で車検を終わらせることができます。同じ車検フランチャイズ店であればどの店舗でも同等の整備内容を受けられるようマニュアル化されていることもあるため、店舗ごとによる品質の差が少ないといった均一性が特徴です。
ただし、内容やプランによっては通すだけの車検になってしまうこともあるため注意が必要です。速く安く車検を通すことができても車検を受けた翌週に部品交換や消耗品交換が必要になってしまったということにもなりかねないので車検整備内容はしっかり確認し、次回の交換部品や消耗品交換時期がいつなのか自身で把握しておかなければなりません。
Dr.輸入車に加盟している車検フランチャイズ店でしたら輸入車のノウハウも充実しており、作業後の説明もしっかり行いますのでご安心ください。
カー用品店など
カー用品店やガソリンスタンドなどでも車検を受けることができます。
整備工場併設のカー用品店などの場合には車検所要時間は1時間~1日で終わるところが多いようです。整備工場を併設していないガソリンスタンドなどの車検はガソリンスタンド業務の合間を使って車検整備を行ったり、検査場にクルマを持ち込んで検査をするため3時間~3日ほどかかることが一般的なようです。いずれもどの内容まで整備を行うのか確認のうえ車検依頼を行った方が良いかもしれません。
まとめ
車検にかかる日数や時間は、日頃の日常点検や定期的な整備・メンテナンスをしっかりと行っていれば、国産車ですと1日~2日、輸入車になると3日程度で済んでしまいます。
製造から時間が経過してしまっているクルマや希少なモデル、部品やパーツの調達に時間かかかってしまうクルマの場合にはどうしても車検所要日数が長期間かかってしまうでしょう。
車検の時間や所要日数を最低限にするためにも定期的な点検を行っておくとスムーズに車検整備が進み、事前見積りをとっておくと突然の出費を抑えることもできます。
納得して車検を受け安心してカーライフを過ごすためにも、それぞれに合った最適な選択をすることが大切です。
[Dr.輸入車ドットコム編集部]