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整備
車検前に車内は掃除しておくべき?車を預ける前にチェックしておくポイントは?
投稿日:2023/05/20
車検前に車内を掃除した方がよいのか気になったことはありませんか。整理整頓してから整備工場やディーラーに預ける方も多いと思いますが、必ず綺麗にしておかなければならないのでしょうか。
本記事では、車検前の車内清掃の必要性について解説します。
車検前に車内は掃除しておくべき?
車内を掃除しなくても車検には出せます。車検の目的は、車輌が保安基準に適合した安全な状態であるかの確認だからです。掃除されているかどうかは検査項目に含まれません。
これはNG!車検前に綺麗にしておくポイント
車検前の車内清掃は必須ではありませんが、安全を脅かすような環境のままだと検査に落ちてしまいます。ここからは、保安基準に即して綺麗にしておくべきポイントを紹介します。
規定外のステッカーを貼っていないか
車にステッカーを貼っている方は多いと思いますが、場所によっては車検に通りません。特に気をつけなければならないのは、ガラスに貼るステッカーです。
保安基準では、ドライバーの視界に入る窓ガラスにおいて、ステッカーの貼付けについて細かに定めています。ステッカーが邪魔で万が一視野が狭まってしまうと、走行時に大変危険であるためです。
まず、フロントガラスには下記のステッカー以外の貼付けが禁止されています。
・整備命令標章
・臨時検査合格標章
・検査標章
・保安基準適合標章
・自動車損害賠償保障法又は第10条の2第1項の保険標章、共済標章又は保険・共済除外標章
・道路交通法第63条第4項の標章
・前各号に掲げるもののほか、運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定めるもの
・前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの
つまり、フロントガラスにオリジナルのステッカーは貼付けできません。もし貼付けているのであれば、車検前に必ず剥がしましょう。ルームミラーやドライブレコーダー、ETCやテレビのアンテナなど、走行時の安全を守るための機器は取り付けたままでOKです。
また、前方にあるサイドガラスに関しては「盗難防止ステッカー」のみ貼付けが許可されています。しかし、下記の通りステッカーの素材と位置が細かく決められているため、貼付けしている方は車検前に適合するかどうか確認しておきましょう。
・可視光線の透過率が70%以上のもの
・ガラス開口部の下縁から100mm以下、かつ標識又は刻印の前縁がその附近のガラス開口部の後縁から125mm以内に貼付または刻印されたもの
参考:道路運送車両の保安基準の細目を定める告示〈第三節〉第 195 条(窓ガラス)
フロントガラスと前方のサイドガラス以外の、後方にあるガラスにはステッカーを貼っていても問題ないため剥がす必要はありません。ただし、リアガラスのステッカーがライトに重なっていたり、後方のサイドガラスにおいて窓の開閉に巻き込まれる位置にステッカーが貼ってあると事故や故障の原因となるため、位置には気をつけましょう。
重すぎる荷物を載せていないか
基本的に、車に荷物を載せたままでも車検には通ります。しかし、あまりにも重すぎるものを載せていると、車検を受けられません。保安基準では、車検時の車輌状態を空車で運転者1名乗車の状態と定められています。この基準を超えてしまう可能性の高い荷物は、事前におろしておきましょう。
車検前に車内を掃除しておくメリット
車検前の掃除は必須ではないものの、あらかじめ綺麗にしておくと、車検の時間を短縮できるというメリットがあります。車内が整理整頓されていれば、整備・点検・検査しやすくなるためです。
また、場所によっては車検のタイミングで車内清掃サービスを実施してくれる場合もあります。別途費用がかかりますが、車検を機にプロに綺麗にしてもらいたいという方は利用を検討しましょう。
まとめ
車内を掃除しないからといって車検に落ちるわけではありません。しかし、基準外のステッカーを貼付けていないか、必要以上に重い荷物を載せていないかは確認しておきましょう。また、綺麗にしておくと車検の時間を短縮できるというメリットがあります。スムーズに車検を終わらせたい方は、あらかじめ車内を掃除しておくとよいでしょう。
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