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整備
車検時に「荷物」はどうしたら良いのでしょうか?ちょっとした疑問にお答えします!
投稿日:2021/03/29
皆さんは車検の時「荷物」はどうされていますか?毎回ちゃんと荷物を出して車検に出していますか。車検を通す時の荷物を巡る問題は、多々引き起こされているようです。トラブルに繋がりかねないので、ご自身で荷物の管理をするようにしましょう。この記事では車検時の荷物についてご紹介いたします。
車検時、荷物は載せたままでも大丈夫?
整備工場へ車検で車を預ける際、荷物はなるべく出した状態が望ましいです。荷物を出した状態、つまり「新車」のように何も荷物を載せていない状態がいいです。場合によっては荷物を載せたままでも大丈夫なこともあるので、大丈夫なパターンについては後半でご紹介いたします。
人に車を預けるという点を考えれば、綺麗な状態で預けるのはマナーと言えるかもしれません。自分が出来ないことをプロの力でやってもらうと考えたら、失礼ある行動は避けたいですね。ちょっとした小物程度であれば乗せたままでも問題はありませんが、大物になると車検作業に支障をきたす可能性も考えられます。
車検を受ける時の事前準備
ここで車検を受ける時にやっておくと良い事前準備と、車検当日に必要なものをご紹介いたします。チェックしておくと、車検を受ける時スムーズに事が進みます。
<事前準備>
・必要となる書類が揃っているか
・車検と一緒に依頼したい内容があればまとめておく
・以前の整備記録や他社で整備した内容が分かるもの
・車内の荷物整理
・車検に通らない改造箇所があれば元に戻しておく
・ボディが酷く汚れていれば洗車しておく
<当日必要なもの>
・車検証
・自賠責保険証
・印鑑(認印)
・納税証明書 ※必要ない場合もあります
・諸費用
・ホイールロックアダプター
車を預けている期間中のトラブルを避けるため、貴重品は車から出しておくこと、そしてボディの傷や凹みを双方で把握しておくためにもボディチェックが出来る綺麗な状態にしておきましょう。納車後にボディに傷が付いていた等のトラブルは案外あり、その多くは双方で事前のチェックをしていない事が原因でもあります。ホイールを社外品に交換している場合は、盗難防止用のロックナット(ボルト)を取付けている場合が多くあります。このロックナット(ボルト)を取り外すためのアダプターがないと車検作業をすることができず、整備工場の作業予定を大幅に狂わせてしまう可能性があります。作業後も整備工場と気持ちいいお付き合いをするためにも、事前準備しておくことが大切です。
車検を受ける時に載せたままでも大丈夫な荷物
車検を受ける時に載せたままでも大丈夫な荷物についてご紹介いたします。 新車の状態が望ましいですが、少量の荷物であれば載せておいても問題がない場合もあります。例えば、ティッシュボックスや灰皿、シガーソケットの電源アダプターなどは載せたままでも問題ありません。 仮に、車内にぬいぐるみや装飾品を載せたまま(飾ったまま)で車検に出すと、整備工場で気を付けていても汚れや破損の可能性も考えられます。 また、メーター周りやダッシュボード付近にぬいぐるみなどを飾っていると視界不良やメーターがしっかり見えないという点から車検に通らないことがあるので、小物であっても車検に影響があると考えられるものや、汚れて困るもの破損の可能性があるものは車から出しておくことをオススメします。
車検時に見られる検査項目とは
車検では、次の項目を検査されます。下記項目、全ての検査をクリアしないと車検は合格しません。
・車検証内容と車の同一性確認
・外観検査
・サイドスリップ検査
・ブレーキ検査
・スピードメータ検査
・ヘッドライト検査
・排気ガス検査
・下廻り検査
上記の中には車両重量が関わってくる検査もあります。重い荷物を載せたままだと車高が下がってしまい、車高が元々低い車では車検が通らなくなったりヘッドライト光軸が空車時よりも上を向いてしまう事もあるため、重い荷物を載せたままにしておくことはやめましょう。そして車両重量はブレーキ制動力にも関係するため、ブレーキ検査にも影響があります。
車検の時に荷物を載せておくデメリット
車検時に荷物を載せたままにしておくことで生じるデメリットは一体なんなのでしょうか。降ろしておくべき荷物の中に「仕事道具」も含まれます。仕事道具や資材など、特に商用車に積載されたままのケースがあります。重量が変わってしまい、車検を受けることができなくなることも考えられます。最大積載量が決まっているので、最大積載量を超えた状態ではもちろん車検を受けられません。 万が一、荷物を載せたままで車検を受ける場合、車台番号確認のためやスペアタイヤの空気圧調整のために車検整備をするメカニックが荷物を移動する場合があります。その場合は元通りに戻してくれますが、細かな部分まで元通りにならないでしょうし、細かな部品などが他の荷物に紛れ込んでしまうリスクもあります。車検作業に影響がある荷物に関しては、何かあった場合にすべて整備工場の責任になるとは限りませんので、車を預ける側の自己責任として積んでおかないようにするなどしておきましょう。
まとめ
車検を受ける時、荷物を載せたままでも大丈夫と言えば大丈夫ですが、基本的には荷物が載っていない状態にしておくことが望ましいことをご理解頂けましたでしょうか。荷物の紛失や破損などのトラブルを避けるためにも、荷物は事前に車から出してきましょう。大きな荷物は車検の検査に影響が出る場合もあり、場合によっては車検に通らなくなることもあります。車検時のマナーとして「空荷」にしておくことは守り、整備工場が気持ちよく作業できるようにしておくことで、よりしっかりとミスなく車検作業をしてくれる事になるでしょう。
[Dr.輸入車ドットコム編集部]