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E46は故障しやすい?よくある故障について解説!

投稿日:2023/07/05

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BMW E46型は、1998年に登場したBMWを象徴するクルマで、今でも根強い人気があります。しかし、2023年現在で最終モデル発売からすでに20年以上経過している古いモデルであるため、定期的に消耗品を交換しないと故障やトラブルが発生しかねません。

この記事では、BMW E46型の故障しやすい箇所やその理由について解説します。

なぜE46は故障しやすいといわれるのか?

壊れやすい理由として「20年以上前の古いクルマだから」という点が挙げられますが、それよりも強く影響しているのが欧州車であるという点です。ヨーロッパには車が壊れたら自分で直すという習慣が根付いています。そのため、部品をどんどん交換することを前提にして設計されています。良好なコンディションを保ち続けるためには、日常的な点検や整備が欠かせません。例えば、ウォーターポンプの寿命も10万キロ未満だといわれています。

ヨーロッパでは自分で車を修理するのが一般的であるため、純正品に近い社外パーツが多く流通しています。そのため、費用を抑えて車を維持できます。しかし、日本だと自ら修理する習慣が根付いていないほか、ディーラーに依頼するとかなりの高額費用がかかってしまうために、各部品が寿命を迎えてもそのままにしている方が多いのが実情です。放置した結果故障に発展してしまい、またそのスパンが国産車よりも短いために壊れやすいといわれています。

E46によくあるクーラント漏れ箇所

BMW E46型は、クーラント漏れが起きやすい傾向にあります。ラジエーターに付属している容器のエクスパンションタンクが破裂しやすいのが大きな理由です。タンクに入れていたクーラントが、破裂により漏れ出てしまっている状況が多く見受けられます。

エクスパンションタンクのほかには、ラジエーターホース、ウォーターホース・ポンプ、オイルクーラーの接合部などからも漏れ出る場合があります。定期的に部品交換を実施し、冷却水の漏れが起こらないよう対策が必要です。

E46によくあるオイル漏れ箇所

BMW E46型は、エンジン回りでオイル漏れが起こりやすいです。経年劣化によって発生しやすく、 具体的な箇所としては、ヘッドガスケットやオイルパンガスケット、オイルフィルターハウジングなどが挙げられます。特に、オイルフィルターハウジングでのオイル漏れは、オルタネーター故障の原因になり得るため注意が必要です。オイルフィルターハウジングとは、オイルをろ過する機能をもつ容器です。すぐ近くにオルタネーターが配置されているため、漏れたオイルを浴びて故障する可能性があります。

E46によくあるウィンドウレギュレーターの故障

ウィンドウレギュレーターの故障は、BMW E46型の定番トラブルです。ウィンドウレギュレーターは窓ガラスを自動で開け閉めするために必要な部品です。使い続けていると経年劣化により、徐々に窓の開閉が遅くなってしまいます。窓を開けるときや閉めるときに違和感があったら、すぐに点検や部品交換を検討しましょう。そのままにしておくと、窓が途中で止まってしまったり、落ちてしまったりするかもしれません。

E46によくある燃料ポンプの故障

BMW E46型では、エンジンがかかりにくくなったり、走行中にエンジンが停止してしまうことがあります。主な原因は、燃料ポンプの故障です。燃料ポンプが故障するとエンジンに燃料が送れなくなり、安全に走行できないため、部品の交換をおすすめします。

まとめ

大切なクルマを維持するには良好なコンディションを保つことが大切です。プロである整備工場に診てもらい点検・整備を定期的に実施することがよいでしょう。




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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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