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車検の外回り検査とはどこをチェックするの?車検までにしておくと良いチェック項目をご紹介

投稿日:2021/07/21

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皆さんは愛車を車検に出した時、どのような検査をしているかご存知ですか?今回は車検時の「外回り検査」について紹介いたします。具体的には『外観検査』のことを指します。どのような検査をするのかを知ることで車検に向けての対策を行うことが出来るかもしれません。

外回り検査

車検で最初に行われるのが「外回り検査」です。一般的に「外観検査」と呼ばれ、検査項目では「車両の同一性確認」と呼ばれる検査が行われます。この検査は検査員が目視でチェックします。

<具体的に目視するポイント>

・ヘッドライト、ウィンカーなどの灯火類

→割れていないか、浸水していないかをチェックします。灯火類は車が安全に走るため欠かせないパーツで、歩行者や車との接触事故を起こさないためにも重要です。ランプが正常に機能しないと危険と言えるでしょう。ヘッドライトは目の前の道を照らすだけでなく、他のドライバーや走行車に伝える役割があります。レンズが曇っていると車検NGになることもあり、変色などしていれば交換する必要が出てきます。色や光の強さに制限があるので、その点も注意が必要です。

・ドアミラー

→ドアミラー本体も大きな損傷やガタつき、ガラス面のヒビなどがあると合格しません。

・ウィンドウォッシャー液の噴射具合

→車のフロントガラス、リアガラスの汚れを取るために必要なものです。視界を良好にするためにも使用しましょう。フロントガラスのウォッシャーが正常に機能していないと車検NGになってしまいます。

・ワイパーの動作

→雨や雪をフロントガラスから拭き取るために必要です。仮にワイパーが動作しないと目の前が見えず危険な状態に陥るので正しく動くか確認し、ワイパーゴムの状態を確認して正常に綺麗なフロントガラスを保てるようにしましょう。フロントワイパーが正常に作動しない場合も車検NGになります。

・クラクション音量

→音量不足や音質が異常な場合は車検に通りません。改造している方は音量や音質を改めて確認し、異常を感じたら純正のクラクションに戻すことをおすすめします。

・タイヤ

→走行するために重要なパーツです。溝が1.6mm以下になったら交換しましょう。消耗品なので、パンクしたり走行できない状況にならないように早めに交換しましょう。経年劣化でヒビが表面に入ることもありますので、溝の残量だけではなくタイヤ全体の状態をチェックすることが大切です。

・ホイールナットやボルトの締め付け具合

→ホイールキャップでホイールナットやボルトが確認できない場合は、車検を受ける時にはホイールキャップを取り外す必要があります。検査員は専用のハンマーで叩いて、打音で緩みがないかをチェックします。

・発煙筒の有効期限

→非常時のために発煙筒か発煙筒と同じ役目を持つライトを車内に常備することも車検のチェック項目にあります。発煙筒の有効期限が切れていないか、ライトなら電池が切れていないかを定期的に確認しておきましょう。

・ガラス

→着色フィルムを貼っていないか、ヒビなどが無いか前面と側面ガラスも含めてチェックします。仮に割れていたり、ヒビが入っていたりしたら車検NGになり、安全な走行に支障が出るため交換する必要があります。ガラスはとても繊細で、飛び石などでキズつくこともあります。飛び石からの小さなキズでも走行するうちにキズが広がっていく可能性もあるので、何かあればすぐに整備工場などで相談しましょう。一般的には5mm位までの損傷であれば修理が可能ですので、前方視界を確保するため小さいキズの内に整備工場で対処しておくことをおすすめします。

<車両の同一性確認>

・車台番号とエンジン型式が車検証データと相違がないかを確認します。

→車検を受ける時は必ず車と車検証が合っているかを確認します。確認する項目は車台番号とエンジン型式、車両の大きさ(長さ、幅、高さ)です。車台番号はナンバープレートとは異なり、車の管理をするために車両に打刻されている固有番号です。車検や保険契約の時などで必ず確認する番号でもあります。多くはエンジンルーム内に打刻されていますが、運転席の座席下やトランクルーム内に打刻されている車両もあります。エンジン型式は違う型式のエンジンに載せ替えていないかを確認し、違うエンジンが搭載されている場合は構造変更を行わなければなりません。車両の大きさにも細かな規定があり、車両サイズに含まれるものと含まれないものがあるため、ボディからはみ出すものを取り付ける場合や車高が変わる改造をする場合はその状態で車検に通るのかを事前確認しておきましょう。

外回り検査の前にしておくとよいこと

車検を受ける前にしておくと良いチェック項目について紹介します。

灯火類

ヘッドライトはハイ・ロービームとも点灯するか。スモールランプとウィンカーの前後左右が正常に点灯するか、ナンバープレートランプのチェックもお忘れなく。バックランプの点灯(ギアをリバースに入れた時)、ハザードランプのチェックも必須です。ブレーキ以外のランプは赤色灯を禁止していますので、バルブの色も確認しておきましょう。車高の上げ下げをしていれば地上最高や灯火類の位置などにも変化が生じています。基準内に収まっているかどうかを確認しましょう。

タイヤ、ホイール

車体よりも外にはみ出ていないか。タイヤが車体よりも規定範囲内に入っているかどうか。ハンドルをきった時などタイヤがフェンダーに接触していないか、サイズを変更した場合は速度計に誤差を生じさせることもあるので注意しましょう。

車高

車高の低さによる不合格もあります。ショックやサスペンション・タイヤなどを変更し車高を低くすることでカッコよくなりますが、車高が低すぎると危険なため車検不合格となることがあります。水平な地面でタイヤに基準の空気圧を入れた空荷の状態で、最低地上高が9cm未満(ホイールベースが短い車両は8cm)の場合は車検に通りません。

エアロパーツ

しっかり車体に装着されているかどうか。変形や破損などしていたら危険なので車検に通らない場合があります。エアロパーツに取り付けている灯火類もしっかり固定されているか確認しておきましょう。

改造車の場合

改造車は改造していることで車検に落ちることがあります。外観においてエアロパーツやタイヤ・ホイールなども引っかかるポイントになります。マフラーを交換している場合は、マフラーが車体から大きくはみ出していないか、そして音量が規定を超えていないか注意が必要です。交換時は規定に収まった音量でも、マフラー内部の経年劣化で音量が規定を超えてしまう場合もあります。

その他

基本的にはしっかりと洗車をした上で車検に臨みましょう。綺麗にしておくことでキズがあるかどうかも一目で判断しやすくなり、車検を通すのが少しでもスムーズになります。

まとめ

車検の外回りで検査する箇所がお分かりいただけましたか?外観検査では多くの項目をチェックすることになりますが、基本的には見た目に大きな異常が見られなかったり、ライト類に異常などがなければ車検に通ります。もし何か不安なことや違和感があった時は、整備工場へ相談してみましょう。信頼できる整備工場へ車検をお願いすれば車検に通らない箇所を丁寧に教えてくれたり、車検が通ってこの先も安心して走行できる方法を提案してもらうことができます。

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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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