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前回の車検を覚えていますか?車検に必要な書類はたくさんあるのです!

投稿日:2021/06/05

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皆さんは車検で必要なものを覚えていらっしゃいますか?車検を受けるタイミングは乗用車であれば2年に1度(新車であれば、初回は3年後)なので、期間が空くと分からなくなってしまうことがあると思います。今回は車検に必要な書類などについて紹介いたします。

車検は自家用車であれば2年に1度必ず受けなくてはいけない車の検査です。道路を安全に走行できるか?という点での大切な検査です。車検に通っていない場合公道を走ることができません。また、事故を起こしやすい状態の可能性があり危険があるかもしれません。車検は自動車事故を引き起こさないようにするため大切なものです。確実に受けるようにしましょう。車検では整備工場に依頼するパターンと、ユーザー車検という自分で受けるパターンの2種類があります。それぞれ詳しく紹介します。

必要なもの:整備工場に依頼する場合

多くの整備工場やディーラー、カーショップ、ガソリンスタンドなどで車検を受け付けています。見積りを行ってから車検をしてもらえますので安心してお任せすることができます。車検は満了日1ヶ月前から受けられるので、タイミングを見て依頼しましょう。短時間で車検を行ってくれる業者は当日納車もあり、通常でも2~3日で完了や、1週間以内で車検を行ってくれる工場がほとんどではないでしょうか。車検作業だけでなく、修理や板金塗装もお願いした場合は追加日数がかかりますが、代車が必要な場合は予約をするタイミングで相談してみると良いでしょう。

・車検証

・自賠責保険証明書

・自動車税納税証明書

・認印(平成10年以降はサインで車検の手続きが行えるようになりました。そのため、必要ないことが多いですが「継続検査申請書」に押印欄があり、整備工場から認印を押すように求められる場合があります。)

自動車検査証:「車検証」と呼ばれる検査証です。保安基準によって定められた車検の基準に合格した車であることの証です。公道を走行できることが証明されています。車検に関する記述以外に「車の車体番号」「所有者の氏名・住所(個人情報)」などの情報も記載されています。車内での保管が義務付けられているので、一般的に助手席のダッシュボードや座席下にあるケースに入っていることがあります。

自動車損害賠償責任保険証明書:「自賠責保険」と呼ばれている証明書です。保険に加入していることを証明する大切な証明書で対人補償のみを行います。死亡時最大3,000万円、後遺障害時最大4,000万円を補償してくれます。車を所有する人は自賠責保険に必ず加入しなくてはいけませんので、自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれます。未加入のまま公道を走行すれば、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられます。また自賠責保険証明書も車検証と同じように車内での保管が義務付けられています。違反をすると30万円以下の罰金を支払う必要が出てきます。車検証と一緒に保管しておきましょう。

自動車税納税証明書:「自動車税」の納付を証明する書類です。毎年4月1日時点で車の所有者に課せられる自動車税の納付書が毎年5月初旬頃に発送され、5月末日までに支払う必要があります。納付書は車検証に登録された住所に送付され、納付済みの印が押されたものが証明書になります。自動車税を納めていないと車検は受けられません。仮に期限を過ぎてしまったとしても支払いはできますが、延滞金が発生したり支払う気が無く悪質なものと判断された場合、差し押さえも行われたりするので注意しましょう。(普通自動車であれば「自動車税」、軽自動車であれば「軽自動車税」を毎年納めます。)

必要なもの:ユーザー車検の場合

ユーザー車検は整備工場などを利用せず、ご自身で検査場に持って行き保安基準に適した車か検査してもらう方法です。自分で車検に出せるという点から車検代を安く抑えられることが期待できます。またユーザー車検を代行して行ってくれる業者もあります。

・自賠責保険証明書(新契約)

・自動車検査票(陸運局窓口でもらえます)

・重量税納付書(陸運局窓口でもらえます)

・継続検査申請書(陸運局窓口でもらえます。もしくは国土交通省ホームページでダウンロードしましょう。)

・定期点検整備記録簿

自賠責保険証明書:ユーザー車検の場合、自分で自賠責保険の加入手続きを行う必要があります。車検を通す為に次回の車検までを保証できる証明をします。車検場でも契約が行えますが、現在契約中の保険会社に依頼することがおすすめです。

自動車検査票:車検の合否を記録するものです。検査員が各項目に合格の印を押していきます。不合格だった場合、注記した上で不合格の箇所のみ15日以内に再受験する必要があります。(陸運局の窓口でもらえます)

重量税納付書:「自動車重量税」の納付を証明するものです。乗用車では自動車の車両重量に対して課せられる税金で、車種、重量の他、新車登録からの経過年数によって税額を決めます。税額分の収入印紙を購入し貼り付けます。(陸運局の窓口でもらえます)

継続検査申請書:正式名称を「専用3号様式」と呼ばれる車検証を発行する為に必要な申請書です。車検の各項目を全て合格したあと検査登録の窓口へ提出すると新しい車検証が発行されます。(陸運局の窓口、国土交通省のホームページでダウンロードが可能です)

定期点検整備記録簿:「記録簿」と呼ばれる車検の結果などを記録する記録簿です。車検以外では法定点検(「12か月点検」「24か月点検」)などの結果を記録します。いつどんな整備をした、部品を交換したなどの情報や誰が担当したか、などが一目瞭然となる大切な書類です。基本的に車内に常備している書類のひとつです。

その他、必要な持ち物

・ロックナット/ボルトアダプター:「ロックナット/ボルト」というタイヤ・ホイール盗難防止用ナットやボルトを外すための専用アダプターが必要です。このアダプターは特殊な形状をしているので、これが無いとタイヤを取り外せません。整備工場ではタイヤを外して検査する項目があるので必ず持ってきましょう。

・発煙筒:車内に搭載する義務がある「発煙筒」は、必ず車内に搭載しておかなければなりません。車が安全に走行できるかという点を検査するための車検です。発煙筒を搭載していない場合は車検に通らないので、期限などを確認した上で車検を受けましょう。

・費用:車検には費用がかかります。依頼する場合も車検代がかかりますし、整備をしたり修理をしたりする結果、追加で車検以外に整備費用がかかる可能性も考えられます。基本的には見積もりを取ってもらった時点の金額を把握しておけば問題ありませんが、念のために多めに用意しましょう。

またユーザー車検の場合、車検費用を抑えることができるメリットなどがあるので一度は検討される方もいらっしゃるかもしれません。ですが車検に通らないと15日以内に再検査を受けなくてはいけないこと、平日のみしか車検を受けられないことからユーザー車検は難しい方も多いかと思います。

自身で整備やユーザー車検が出来る方以外は、お近くの整備工場などで相談をして車検を受けることをおすすめします。依頼する業者によって費用や整備内容が異なり、価格設定に差が生じることもあるので比較検討をしつつ信頼できる整備工場に依頼しましょう。また見積もりから整備が必要かどうかの確認をしてもらえるので、その点も相談しながら車検内容を一緒に決定しましょう。

書類を失くした場合どうしたら?

車検を受けるために必要な書類を紛失した場合車は車検を受けられません。それぞれどのような手続きをして入手したらいいのか紹介します。

・車検証:車検証は、車検を受ける自動車についているナンバープレートを管轄している陸運局で再発行が可能となります。仮にご自身で陸運局に行けない場合は、委任状を用意し所有者以外が再発行手続きできます。紛失した理由書、身分証明書、申請書の提出が必要です。また車検証がないままでは走れないので、仮ナンバーを地区町村役所で発行する必要があります。

・自動車税納税証明書:普通自動車は県税事務所に。軽自動車は地区町村市役所に再発行の手続きをします。もしくはインターネットから手続きが可能です。

・自賠責保険証明書:加入している保険会社、代理店に再発行の依頼をします。発行に1週間程度時間を要するので早めの手続きが必要です。

まとめ

車検で必要なものが把握できましたでしょうか。車検はとても大切な検査なので、必要な書類も多岐にわたります。車検直前になって書類が見当たらない!なんてことがないように、早めに書類の準備をしておきましょう。もし書類が見つからなくても再発行などできますので、慌てずに整備工場へ相談すると手続きをしてもらえます。車検は重要な検査ですので、書類準備と同じようにどこへ依頼するのかも大事な選択です。車検を少しでも安く済ませたいのであればユーザー車検という選択もありますが、ユーザー車検は車の知識や地震で整備ができないとハードルが高いです。プロがしっかりと点検してくれれば問題なく安全に走行ができるので、車検はお近くの信頼できる整備工場に依頼することがおすすめです。

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[Dr.輸入車ドットコム編集部]

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