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整備
ハイマウントストップランプとは?ランプの重要性と車検の関係をわかりやすくお伝えします!
投稿日:2021/04/16
皆さんはハイマウントストップランプというランプの存在をご存知でしょうか?車検で点検項目に含まれるランプです。車検に通らないハイマウントストップランプはどのようなランプか、保安基準などと合わせてハイマウントストップランプについて紹介します。
ハイマウントストップランプとは
ハイマウントストップランプは、ストップランプの一種で「補助制動灯」と言います。車の後方部に設置されたブレーキランプよりも高い位置に設置されているランプです。以前まではドレスアップパーツとしてついていたランプでしたが2006年以降の車には設置する事が義務づけられました。
自動車がブレーキを踏んでいることを後続車に知らせる目的でついています。また、夜間時に自車の存在を伝える役割にもなるので、追突防止かつ安全装置の役割が同時に担われています。特に夜間時の視認性を高めるメリットは大いにあります。ボディカラーが暗めの車などは特に効果を発揮します。
ハイマウントストップランプの役割
ハイマウントストップランプは車の高い位置にあるランプなので、後続車にいち早く「ブレーキを踏んでいること」を知らせる役割があります。追突防止の効果が期待でき、安全性を向上させるため2006年以降の自動車には必ず設置されています。 一般的にブレーキランプよりも高く中央寄りに設置されています。車種によってはリヤスポイラー、テールゲートスポイラーなどに内蔵されていることもあります。
ランプを点灯させて後続車への安全性を高める反面、近年ではLEDを使用するライトが増えているので、渋滞時など長時間ブレーキランプを踏んでいる場合は後続車のドライバーの目がライトで刺激を受け疲労に繋がることもあります。ハイマウントストップランプはブレーキランプと連動させる必要があるのですが、後続車両のためにも常時点灯させない方が良いことを覚えておきましょう。何度もブレーキを踏むことで渋滞を引き起こしたり、事故に繋がってしまったりする可能性もありますので、後続車を惑わすようなブレーキ操作はやめましょう。
保安基準とハイマウントストップランプ
ハイマウントストップランプの保安基準は主に次のように定められています。
・ライト(灯光)の色:赤(レンズがクリアの場合、中の球に色がついているので変色していないか確認しましょう)
・設置位置:地上より850mm以上、中央から150mm以内。
・ブレーキランプのみと連動して点灯する必要がある。
車検に通らないハイマウントストップランプ
車検に通らないハイマウントストップランプについて紹介します。
・電球切れ、LED切れなどを起こしている。(LEDは数か所だけ点灯していないだけでも車検に通りません。
)・複数色のバルブを組み合わせて点灯させる。
・LEDを大量に使う。
・常時点灯する状態のもの。(違法改造になります。)
・ブレーキランプ以外と連動しているもの。
上記のハイマウントストップランプは車検に通りません。
最近はLEDランプを選ぶ人が増えています。やはりLEDランプだと寿命が長いという利点がありますが、LEDランプの場合はLEDランプが何個か切れて歯抜けになりやすい傾向があります。定期的に歯抜けになっていないか確認しましょう。
ハイマウントストップランプの交換方法
ハイマウントストップランプは自分で交換することが可能です!ですが、ご自身で作業することが困難であったり難しいなと二の足を踏んだりする場合はプロにお任せしましょう。ランプを取り外す際にランプを割ってしまう可能性もあります。整備工場などで任せると確実な交換・取付作業をしてくれるので安心してお任せできます。
自身で交換する場合は車種によって異なりますので取扱説明書などで確認しましょう。またバルブなども車の型に合うものを購入しましょう。分からない時は販売店に車種別のカタログなども置いてあるのでご確認ください。
一般的なリアガラス上側にあるハイマウントストップランプバルブの交換方法を説明します。
<ハイマウントストップランプの取り外し方>
①車内にあるカバーを外す:リアガラス上部にハイマウントストップランプが埋め込まれています。ロックボタンなどがついている場合があるので、ロックをドライバーなどで押し外しながらスライドさせるようにしてカバーを外します。
②バルブを取り外す:赤いレンズ部分、ソケットなどが取り外せます。
<ハイマウントストップランプの取り付け方>
①ソケットにランプを挿し込む:バルブをソケットにパチンと音がなるまで奥にグッと挿し込みます。
②赤いレンズとカバーを取りつける:ツメの位置を合わせて取り付けます。カバーにも車側にもツメがあるので注意しながら位置を合わせます。
<ハイマウントストップランプがついているか確認する>
取付が終わったら必ず点灯確認をしましょう。自分以外にいたらブレーキを踏んでもらいランプが点灯しているか確認をしてもらいましょう。自分一人しかいない時は、なるべく白色に近い色の壁にバッグで駐車しブレーキを踏んでルームミラー、サイドミラーなどで確認しましょう。
ブレーキランプと連動していなくてはならないハイマウントストップランプは、点灯していない場合、危険も伴います。安全装置の役割もあるのでしっかりと点灯しているか確認しましょう。ブレーキランプに属する補助制動灯なので、車検に通るか通らないかというだけではなく、運行前に点灯しているかを確認してください。
まとめ
ハイマウントストップランプというランプの存在や役割などがお分かり頂けたら幸いです。ハイマウントストップランプは車検でも検査対象となる重要な保安部品のひとつです。普段からランプがきれていないか確認しておくことも大切です。ランプ切れやハイマウントストップランプが自分の車についているのか分からない時は、近所の整備工場などで確認してもらいましょう。自分自身でハイマウントストップランプのバルブを交換することも可能ですが、重要部品でもあるので信頼できる整備工場にお任せすることをおすすめします。
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