ポルシェ957カイエン
クーラント漏れでご入庫いただきました。
下へ垂れてくるほどではないものの
月に一度くらいはクーラントの警告が点灯し
その都度クーラントを補充補充しているとのこと。
また走行後にはクーラントの臭いも出ているようです。
V8のカイエンでは定番の漏れ箇所がいくつかありますが
状況から察するとおそらくVバンク間のウォーターパイプっぽいですね。
ファイバースコープをインマニの隙間から入れて覗くと、
やはりそうでした。
ということで、
Vバンク間のウォーターパイプ交換をする際は
インテーク周り、水周りと結構ばらしていく必要があります。
ですので樹脂パーツやベルト周り、サーモスタットなど
この機会にやっておいたほうがよいところは同時に交換していきます。
冬でもエンジンが完全温間になればクーラントは90℃を超えますし
冷却系統にトラブルがあればオーバーヒートも起こります。
大きな故障に発展する可能性があるような不具合は
できるだけ初期の段階で対処しておくようにしましょう!