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投稿日:2022/12/15
スピードメーターは、クルマの速度を運転中に確認する計測器です。運転しているときに、法定速度を守っているつもりでも、実際はさらに速いスピードで走っているかもしれません。このスピードメーターは、車検の時にも点検する対象のひとつです。スピードメーターの速度表示と実際の速度の誤差が大きいと車検に通らないことがあります。
この記事では、車検におけるスピードメーターの点検内容について解説します。
スピードメーターは、クルマがどれくらいの速度で走っているかを表示するメーターです。
タイヤの回転数をもとにスピードを計測します。一般的には、車軸にセンサーが設置されており、タイヤの回転数を数え、タイヤの外周の長さをかけて数値を出しています。
メーターと実際の速度の誤差による事故の発生を防ぐため、車検でスピードメーターを点検します。
もしスピードメーターの表示が誤っていて、実際にはかなりはやい速度で走行していた場合、スピード違反と見なされるばかりか大事故につながってしまう恐れもあります。
そのため、車検ではスピードメーターと実際に走っている速度の誤差を測定します。誤差には許容範囲が定められており、範囲を超えてしまうと車検に通りません。
前述の通りスピードメーターの誤差は許容範囲が定められています。製造年によって範囲が異なり、実際には複雑な数式によって割り出しています。おおまかに伝えると、上下合わせて10km以内が許容範囲です。たとえば、時速40kmと示される場合は下記の通りです。
・平成18年12月31日以前に製造されたクルマ:30.9~44.4km/h
・平成19年1月1日以降に製造されたクルマ:30.9~42.55km/h
ここまで、スピードメーターと実際の速度の誤差について解説しました。しかし、そもそもなぜ誤差が発生してしまうのでしょうか。具体的な原因を解説します。
クルマは製造時にタイヤサイズも含めて設計されています。クルマを自分好みにカスタマイズした時に、本来のサイズとは異なったタイヤを履かせているかもしれません。もし、本来と異なるサイズのタイヤを履かせた場合、誤差が生じる可能性があります。
タイヤのサイズが異なる場合、距離と時間を正しく計算できません。本来のサイズと異なるタイヤを履かせる場合は、外径を変えないように気をつけましょう。
タイヤに不具合が起きてしまうと、スピードメーターの表示と実際の速度に誤差が生じる可能性があります。タイヤは、空気圧によって外寸が変わります。そのため、適正な空気圧に調整しなければなりません。空気圧が極端に高いもしくは低いと、正しく速度を測定できなくなってしまいます。ガソリンスタンドなどで定期的にセルフチェックしましょう。
スピードメーターには、実際の走行速度より高い数値が表示されています。スピードの出し過ぎによる重大事故の発生を防ぐためです。許容範囲内での誤差であればこちらが起因しているかもしれませんが、遥かに数値が超過する場合は別の原因を疑ったほうがいいでしょう。
クルマのスピードメーターは、安全に走行するために重要な装置です。タイヤの状態や設定によって、表示速度と実際の走行スピードに誤差が生じるため、定期的にメンテナンスしましょう。もし、スピードメーターに異常が生じている場合は早めに整備工場などで点検・修理を依頼してください。
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