Dr.輸入車ドットコム Dr.輸入車ドットコム

加盟店ブログ

整備日記

H21 BMW MINI 側溝に落ちた、ATミッションが3速固定になり変速しない

投稿日:2022/06/20

メインの画像
こんにちは!
今回のお車はH21 BMW MINI です。
側溝に落ちた、ATミッションが3速固定になり変速しないときがあるとのことでご入庫いただきました。

損傷状態です。


ミッション内部の配線からオイルが伝わりコネクター内部に浸入して誤作動していました。








ATオイルパン交換しました。
オイルレベルゲージ交換しました。

●オイルパンとは● オイルパンとはエンジン底部にあるエンジンオイルをためておくところです。潤滑後のオイルはここに戻り、冷却、ろ過されたのち、再びポンプで必要箇所へ送られます。





ATオイル注入しました。

●オートマチックオイル● ATオイルはオートマチックトランスミッションのシフトチェンジを行うための作動に使われています。走行と共にオイルが徐々に酸化し、オイル通路の各部を摩耗させていきます。また、ATミッションの制御にも影響してきます。


ブレーキチェックランプ点灯していました。

ダイアグノーシス診断の結果、リヤブレーキパッドのコードが検出されました。
リヤブレーキパッドを交換しました。


●ブレーキパッド● 自動車のブレーキは回転している円い鉄板を挟んで停車させます。鉄板を挟む物をブレーキパッドと呼んでいます。この部品は石綿のようなものでできておりブレーキペダルを踏み込んだとき、回転中の鉄板を挟みます。そのためブレーキペダルを踏むたびにブレーキパッドは摩耗し減っていきます。車にもよりますが、新品のパッドの厚さは10㎜です。パッドの使用限度は残量1㎜なのですが、当社ではお客様の安全を考え、3㎜以下になりましたら交換をお勧めしています。



ブレーキメンテナンスキットでブレーキパッド等グリス塗布しました。

●ブレーキメンテナンスキット● 鳴き低減用グリス(鳴きを低減し、潤滑性能と防錆効果によりブレーキ部品を保護します)及びラバーグリス(スライドピン・ピストンの摺動部の防錆、潤滑効果を高めます)とブレーキクリーニング用専用ワイパーのセットです。


ブレーキパッドセンサーを交換しました。

●ブレーキパッドセンサー● パッドの摩耗限界を知らせてくれるものです。


ブレーキオイルを交換しました。

●ブレーキオイル● ブレーキオイルはブレーキペダルを踏んだ力をブレーキに伝える重要な役割をしています。ブレーキオイルの難点は吸水性が高く使用していると少しずつ水分が混入されてブレーキシステム内部に錆を発生させてしまいます。その他にも混入した水分でペーパーロック現象を引き起こしたりと、ブレーキが効かなくなります。2年または20000㎞ごとの交換をお勧めしています。

 

タイヤ交換をしました。

●タイヤの残り溝● タイヤの溝の深さは走行と共に摩耗し浅くなってきます。安全、安心にお乗りいただく為にも残り溝が3~4㎜程度になったらお取替えをお勧めしています。

作業後、足回り作業を行った為ブレーキテストを行いました。


アライメント測定をしました。

●アライメント測定とは●
車についているタイヤホイールはその車に合わせて微妙に角度がつけられていて、その角度がずれてしまっているとタイヤの片減りを起こしてしまったりグリップ力の低下や燃費の悪化が起こってしまう場合があります。4輪の角度や位置関係を測定し、適正な状態に調整することをアライメント調整といいます。

足回りは錆がありますのでシャーシブラック塗装で錆止めをしました。







 





おすすめ記事